ちょっとの工夫でおいしいご飯
1カップと1合の違いに注意
まず、米をきちんと計ることから始めます。米を計るときに注意したいのが、合とカップの違いです。1合の容量は180cc、1カップの容量は200ccです。米の量が違えば、当然、水の量も変わってきます。レシピでは、合とカップの両方が使われているので、手持ちの計量器を確認し、それに合わせて水の量も変えるようにしてください。
最初の水洗いは手早く
米は最初の水洗いのときに、水を一番吸収します。ここで時間をかけると、ヌカ臭い水を米に吸収させてしまうことになるので、手早く行うことが大切です。
ボウルなどに計量した米を入れ、一気に水を入れてサッとひと混ぜし、手早く水を捨てましょう。水を捨てたら米がつぶれないように、手のひらを使って巻き込むようにとぎます。再びたっぷりの水を加えてひと混ぜし、水を捨てます。
これを水が澄むまで繰り返し、ザルにあけて水気をきり、30分〜1時間ほどおきましょう。これを“洗い米”といいます。
炊きあがったご飯はすぐにほぐす
おいしいご飯を炊くための水加減は、洗い米と同量、といわれています。洗い米が吸収した水の量は米の2割ぐらいですから、水の量も最初に計った米の1.2倍を目安にするとよいでしょう。ただし、新米は米自身が持つ水分量が多いので、水加減は少し控えめにします。しかし、今では炊飯器に水の量の目盛りがあるので、平らなところに内釜を置き、目盛り通りに水を入れればOKです。
あとは、炊飯器のスイッチを入れ、炊き上がりを待つだけですが、炊き上がったら十分に蒸らし、ご飯を軽くほぐしておきます。これは、炊き上がったばかりのご飯の間に残っている余分な水分をとばして、水っぽくなるのを防ぐためです。