コツはたっぷりのお湯と塩
パスタの秘密
日本で最も親しまれているイタリア料理といえば、やはりパスタ料理でしょう。ひと昔前までは、スーパーで手に入るパスタはスパゲティとマカロニぐらいでしたが、今では選ぶのに苦労するほどの種類が並んでいます。
日本麺との違いは?
形や合わせるソース、調理方法は異なっても、パスタは必ずゆでて食べます。スパゲティなら中心に針の先ほどの芯が残る状態『アルデンテ』がおいしいゆで上がりの目安になることは、麺好きの日本人ですから、ほとんどの人が知っています。でも、日本の麺、そばやうどんをゆでる場合とは、決定的に違うコツがあることを知る人は少ないようです。
そのコツとは『塩』!、塩なくしては麺のコシは生まれません。うどんやそうめんなど、小麦粉で作る日本の麺は、打つときにかなりの塩を加えてこねます。この時点でコシを出しているので、ゆでるときにあらためて塩を加える必要はありません。一方、パスタの場合、小麦粉に加える塩はごくわずかですから、そのコシはゆでるときに加える塩で完成されるのです。
たっぷりのお湯とお塩で
1人分80〜100グラムのパスタに対して水1リットル、塩10〜12グラムが基本量。4リットルなら、大さじ2と1/2の塩が必要です。
たっぷりの熱湯を用意すること、ゆで時間に注意すること、そして、十分な塩を入れることをお忘れなく。さぁ、おいしいパスタをゆでてください。